(歴史偉人伝)貝原益軒 「養生訓」を読んでみたシリーズ01
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(歴史偉人伝)貝原益軒 「養生訓」を読んでみたシリーズ01
代表の諌山です。
貝原益軒(かいばら えきけん)さんをご存じですか? 1630年 今の福岡県に生まれ、若い頃に長崎で学び、福岡藩に仕えました。儒学者、薬草学、医師、歴史学者として有名な方で、多くの著述を残しております。特に、健康維持の方法を詳細に書いた「養生訓(ようじょうくん)」は非常に有名です。福岡市中央区にある金龍寺に貝原益軒の墓があり、福岡市の文化財に指定されています。
私も中年になり、先輩方からも病気や不調に関する話を聴くため、健康維持法についてはいろいろ勉強したいと思っています。
益軒が養生訓を書いたのは83歳の頃(翌年の84歳の没)。江戸時代の平均寿命が40~50歳といわれるなかで、彼は健康な状態を維持しながら長生きしたようです。
今回はその「養生訓」について気になった点について記したいと思います。
一部、読みやすさを考慮して現代の漢字に変換しており、原文とは異なる箇所があります。私なりの解釈・理解を併記しておりますが、読み間違いもあるかも知れませんのでその点はご容赦ください。
参考資料:土曜社 「養生訓」 貝原益軒 著 、貝原守一 編
福岡市博物館HP 「筑前の学問と文化」
(食事や睡眠など生活習慣について)
「飲食は身を養い、ねむり臥しは気を養う。しかれども飲食、節に過ぎれば脾胃を損なう。
ねむり臥すこと時ならざれば元気を損なう。この二つは、身を養わんとしてかえって身を損なう。よく生を養う人は、夙におき、夜半に寝て、昼寝ず。常に業をつとめて怠らず。
眠り臥すことを少なくして神気をいさぎよくし、飲食を少なくして腹中を清虚にす。かくのごとくなれば元気よくめぐり、ふさがらずして病生せず。発生の気、その養を得て、血気おのずからさかんにして病なし。これ寝食の二つの節に当れるはまた養生の要なり。」
私の理解:
・食事や睡眠は大事だが、食べ過ぎ・眠りすぎはダメ。
・昼寝は、生活リズムを損なう。昼間はしっかり仕事をやり、夜に眠ること。
・食事を控えめで食べ過ぎないことが、消化が促され状態が良い。
→16時間ダイエットと呼ばれる食事法にも通じるところがあります。胃腸に負担をかけず休ませる時間が大事。また、睡眠も適切でないときに寝ると生活リズムを崩すという指摘だと思います。
東京都文京区にある東洋文庫ミュージアムにて
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