(歴史偉人伝)貝原益軒 「養生訓」を読んでみたシリーズ02

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(歴史偉人伝)貝原益軒 「養生訓」を読んでみたシリーズ02

代表の諌山です。

江戸時代の有名な儒学者、薬草学、医師、歴史学者である、貝原益軒が健康維持の方法を詳細に書いた「養生訓(ようじょうくん)」

引き続き「養生訓」について気になった点について記したいと思います。

一部、読みやすさを考慮して現代の漢字に変換しており、原文とは異なる箇所があります。私なりの解釈・理解を併記しておりますが、読み間違いもあるかも知れませんのでその点はご容赦ください。

参考資料:土曜社 「養生訓」 貝原益軒 著 、貝原守一 編

 

(食事や睡眠など生活習慣について)

 

「すべての食、淡薄なる物を好むべし。肥濃、油にの物、多く食うべからず。生冷、堅硬いなる物を禁ずべし」

 

私の理解:

・全ての食事は、味が薄いものを選んで食べた方が良い。

・濃い味付けや油っぽいものは、多く食べてはいけない。

・火が通っていない生食や、堅くて消化が悪そうな食べ物は避けた方が良い。

 

→味付けが薄いものを好む、つまり習慣化しなさいということですかね。確かに、江戸時代から存在していた調味料、塩や醤油を多く使うと、塩分を摂り過ぎることになり高血圧になります。また、油っぽい味の濃いものは、脂肪分も多く、脂質の摂り過ぎにもなります。

味が薄く、消化にいい物を食べる習慣を身につけたいものです。

 

 

「人生、日々に飲食せざることなし。常につつしみて慾をこらえざれば過ぎやすくして病を生ず。古人、禍(わざわい)は口より出て、病は口より入るといえり。口の出し入れ、常に慎むべし。」

 

私の理解:

・生活の上で、毎日、食事をしたり何かを飲んだりするが、常に、ほどほどの食事を心がける。

・食欲をガマンできず食べ過ぎれば、病気を発生させる。

・昔から、災いは口から出て(発言がトラブルの元になり)、病気は口から入ると伝えられる。

・口の出し入れは、いつも慎重であるべし。

 

→何事も、過度にやり過ぎるのは良くないということですね。「口を慎む」というのは、ここでは飲食にも発言にも通じるところがありそうです。

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