(歴史偉人伝)貝原益軒 「養生訓」を読んでみたシリーズ04
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(歴史偉人伝)貝原益軒 「養生訓」を読んでみたシリーズ04
代表の諌山です。江戸時代の有名な儒学者、薬草学、医師、歴史学者である、貝原益軒が健康維持の方法を詳細に書いた「養生訓(ようじょうくん)」
引き続き「養生訓」について気になった点について記したいと思います。
(心の健康について)
「古語に忍ぶは身の宝なりといえり。忍べば殃い(わざわい)なし、忍ばざれば殃いあり。忍はこらゆるなり。恣(ほしいまま)ならざるをいう。いかりと慾とはしのぶべし。およそ養生の道は怒慾をこらゆるにあり。(中略」 これ、忍の一字は、身を養い徳を養う道なり。」
私の理解:
・昔から、我慢は身の宝であると言われている。我慢すれば災いはなく、ガマンできないから災いがある。
・忍ぶとは、欲しいものを欲望のままに得るのではなく、ガマンすることである。
・怒りや欲望はガマンすることが大事である。
→忍ぶという言葉は、耐え忍ぶというようにただひたすら自分一人で我慢する印象を持つ言葉です。ここでは、食欲だけでなく、精神面でも我慢が必要なのだよ、と教えているのでしょう。
今では、我慢するのではなく新しいやり方に改善していこう、我慢して不愉快な思いをする・古いやり方で疲弊するのであれば、ロジカル考え人を説得して現状を変えようという風潮が強いと思います。
一方で、怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントも一つの学問になっていいます。
ここでは、怒りたくなる事象も、ひととき心を静めて、怒らないようにすれば、大方のことが過ぎ去っていくのだよとアドバイスしているのかも知れません。
(留意)
一部、読みやすさを考慮して現代の漢字に変換しており、原文とは異なる箇所があります。私なりの解釈・理解を併記しておりますが、読み間違いもあるかも知れませんのでその点はご容赦ください。
参考資料:土曜社 「養生訓」 貝原益軒 著 、貝原守一 編
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