(歴史偉人伝)貝原益軒 「養生訓」を読んでみたシリーズ06
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(歴史偉人伝)貝原益軒 「養生訓」を読んでみたシリーズ06
代表の諌山です。
江戸時代の有名な儒学者、薬草学、医師、歴史学者である、貝原益軒が健康維持の方法を詳細に書いた「養生訓(ようじょうくん)」
引き続き「養生訓」について気になった点について記したいと思います。
(心の健康について)
「ひとり家に居りて閑(しずか)に日を送り、古書を読み、古人の詩歌を吟じ、香を焚き、古法帖を玩び、山水をのぞみ、月花をめで、草木を愛し、四時(四季)の好景を玩び、酒を微酔に飲み、園菜を煮るも皆、これ心を楽しましめ気を養う助けなり。
貧賤の人もこの楽、常に得やすし。もしよくこの楽をしられば、富貴にして楽を知らざる人にまさるべし」
私の理解:
・家に一人でいたとしても、古典や詩を楽しんで詠み、お香を焚き、書道の練習などに励む
・山や川の風景を楽しみ、月の変化、花や草木などの自然を愛し、四季の移ろいや素敵な景色を楽しみ感じること、これらは心を養う。
・お酒は少々、野菜を煮て食べるなど、これらも気持ちを豊かにする。
・お金がない人でもこの楽しみは簡単に得られる。お金のあるリッチな人でこれらの楽しみを知らない人よりもずっと心が豊かである。
→様々な事に関心を持ち、趣味を楽しみ、時間を愉しむ方法を知れば、財産の多寡にかかわらず幸せな時を過ごすことができるのだと説いています。
※一部、読みやすさを考慮して現代の漢字に変換しており、原文とは異なる箇所があります。私なりの解釈・理解を併記しておりますが、読み間違いもあるかも知れませんのでその点はご容赦ください。
参考資料:土曜社 「養生訓」 貝原益軒 著 、貝原守一 校注
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